Vtuber

Vtuberといえば美少女がゲーム実況しているというイメージで
美少女にもゲーム実況にも興味がないから
Vtuberにも興味を持てない。
あるいはラジオに興味がない、アイドルに興味がない。そもそもYouTuberに興味がない。

ナマモノが苦手だと思う。生身の人間の人格と繋がったものを好きなアニメやゲームのいわゆる「推し」と同じように愛することができない。

ボイス投稿者でフォローしてる人もいる。彼らのVtuber(?)としての連続したキャラ設定には興味がない。一つ一つの動画の中で演じられるキャラクターしか見ていない。聴いていない。

聴くのは専ら女性として男性に愛される音声だ。女性になりたいとは思わない。美少女の身体性、衣装、声を身に纏うことに1ミリも惹かれない。バ美肉に興味がない。

音声は「君は可愛い」と囁く。その瞬間私は可愛い女の子になる。現実世界においても空想世界においても、何を着ているか、どんな容姿をしているかは関係ない。ただ声を受け入れるだけの器として私は存在する。

それが私にとってのヴァーチャル世界の入口なのだ。Vが私の中に入ってくるという方が適切だろうか。

11月16日

こんな夢を見た。

アパレルの若い男性の店員と会話をしている。僕の服装はダサくないですかと聞いたら、店員はいきなり背後から脇の下に手を回してシャツの胸ボタンを弄り始めた。「心配しないでください、貴方はだんだんと時代に追いついてお洒落になっています」とお世辞を言いながら、服の下にまで指を伸ばしてくる。
店員の手はなぜか墨を塗りたくったかのように真っ黒で、爪にも黒いマニキュアをつけている。革か何かを被っているわけでもなく、皮膚に直接塗料が付着しておる。少しも汚い印象はない。鉛筆の芯のように鈍い光沢を持っている。
私はその手が綺麗だと思ったので、服の代わりに店員が使っている墨を買った。商品名は「平成ブラック」という。何が平成なのか分からないが、小学生の頃、筆圧の濃い自分はいつも利き手の紙につくあたりが鉛筆の粉で真っ黒だったことを思い出した。

7時頃に二度寝したらまた夢を見て、ドイツの環境思想史の講義を受けている。ヨーロッパには森を個人で所有して小屋を建てたり狩りをしたりするのを楽しむ人が多いという。
私は先生と一緒に3000キロを旅して東欧の田舎にあるそのような「森」を尋ねる。ここら辺だと見渡したところにあったのが、木が2〜3本生えてる1平米にも満たない森の中の一角だった。これはもはや森とはいえない、個人所有の樹である。それで先生は次回は「立木トラスト」について話しますと予告して講義を終わらせた。

11月15日

こんな夢を見た。
宮崎駿が新作アニメの製作に飽きてしまった。仕上がってる分だけの上映会をうちの学校でやることになった。
私が映写機を操作している。フィルムでなくてセル画や絵コンテをそのままスクリーンに映している。どんな原理かまるで分からない。ピントがなかなか合わない。もちろん伴奏も声もなくて、その場で誰かがアフレコしていたような気もする。
映画の内容は名探偵ホームズのOPのようなドタバタ劇だった。こんなつまらない作品が遺作になるなら辞めたくなるのも仕方ない。

昼は暖かくて机の上に突っ伏すと気持ちよかった。15時過ぎると暗くなる。残業続きでしんどい。

家の前が変だと思ったら外に出た方が良い。

11月14日

本格的に寒い。100均でアルミシート、プチプチなどを購入して窓に貼る。古い家で窓が大きくアルミサッシも隙間が多い。プチプチの気泡は蜂の巣穴のように整然と並んでいて思ったより見栄えが悪くない。はやくリフォームがしたい。

うっかりはてブなどを見てしまうとTwitterが気になってしまうのでこれも開かないように気をつける。

11月13日

寒い。15時頃になると日差しがもう心もとない。今日は出先に散策スポットが色々あったようだが疲れて頭も回らなかった。
靴のサイズ、あるいは形状が合わず、足の甲の血の巡りが圧迫されている。履きものは上等のスニーカー(ランニングシューズ)に及ばない。
人の部屋を勝手に頭の中で模様替えしている。押入れを書斎にしたら収まりが良い。ちゃぶ台に猫背は健康に悪い。問題は夏場の熱である。天井・壁に断熱材を貼れば凌げるかと思うが如何。
晩は百万遍西の屋台風ラーメン。界隈で犬の鳴き声がけたたましい。ラジオから流れているのか店の周りを散歩しているのか分からない。
昼間に大阪の公園で猫の威厳ある姿を見た。ここらは地域猫がよく管理されているらしい。V字の耳。野良だが丸々としている。短い胴に逞しい四足が生えた黒猫、野牛の様。腰を屈めて飛びかかる構えを見せて思わず息を飲む……前にいる錆猫にジャンプ。生存競走には見えない。馴染みの友達とのじゃれ合いだろう。